コーティング屋の磨き 第二章

ちょうど4年前にぃ~♪

新車にコーティングをしたよ~♪

 

って、ロードじゃありませんでした。前回序章の続きです。

日々、どんな考えで仕事をしているか、お客様に知って頂きたく、施工にたいするボクの考えをまとめてゆきたいと思います。

 

4年前にD-PRO Type-FD親水タイプのプレミアムコートを施工頂きました、K様。

その間、メンテナンスを6回施工。平均すると八ヶ月間隔でご来店頂いていた計算になります。

メンテナンスは、すべて一番ライトなメンテナンス。(6500円程度、作業時間一時間半程度)

ガラスコーティングの表面に付着した軽度のイオンデポジット(水滴の乾燥痕)や排気ガスなどの油性の汚れのみを除去後、トップコート施工する一番簡易的なメンテナンスを継続頂いてきました。

今回、オーナーから初回施工後4年経過して、少々ヤレ感が漂ってきているボディ&コーティング面のリフレッシュのご依頼頂きました。

 

ちなみに愛車の保管状況は青空駐車環境で、日頃の洗車ケアもあまり出来ずとのことで・・・。

 

春先になると多くなる花粉由来の汚れをたんまり溜め込んでご来店。

再施工のご依頼ですので、なるべく細かい箇所もきっちり汚れを落としてゆきます。

某所でオススメの洗剤を教えていただきまして、最近そればっかり使ってしまいます。

 

「この洗剤があれば、ほかに何もいらないよ!って、なんで使ってないの?昔は高かったんだから!最近はグループでのまとめ買いの企業努力で安く手に入ってるのに使わないなんてもったいない!」と同業様談。

 

確かにこの洗剤買ってから、アルカリ性の洗剤はもうしばらく使ってないや。

 

弱酸性タイプの洗剤なんで、素手でも問題ないし、手洗ってもお肌がサッパリスベスベ。

 

ドアミラー、ドアハンドル下の雨垂れの黒筋汚れなんかも、これがまぁ良く落ちる!

従来強酸クリーナーで落としていた頑固な黒ずみ汚れも、即効性はありませんが洗剤成分を浸透させることで、ゆっくりじっくり安全に黒ずみスケールも除去可能。

 

お客様にもメンテナンス剤として小分け販売してますんで、必要な方はお声がけくださいね。

僕は、普段絶対にお客様にメンテ液などを押し売りしたりしませんが、この洗剤だけは押し売りしたいくらいの勢いなんです。

「取りあえず、使っときなさい!間違いないから!!」byムックムックこんにちは

 

今まで、洗車後、メンテクリーナーで拭き上げて仕上げ拭きしてくださいねーと行っていたお客様のセルフケアが今後は、この洗剤で洗車するだけ。(ボディコーティングの種類により向き、不向きは一応ありますんが、要チェケラーっす)

 

まぁでも使えば分かる、この洗剤。超お勧め。

屋外青空保管で、新車コーティング施工から4年経過。

 

塗装のクスミは、おもに紫外線や雨風にされされることによる経年劣化です。

 

電子顕微鏡レベルのミクロな視点で見ると、塗装を構成する分子結合が切れてボソボソになっている状態ともいえます。

 

上の画像を見て、新車の塗装と思う方はいないでしょうけど、塗装の密度が低下するといつのまにかに、新車!!の風合いが失われていくんですね。

 

少しでも劣化を抑えたいのであれば、ダメージとなる要因である塗装に付着する様々な汚れを、洗車でこまめに落としてあげるほかありません。

 

近年、ボディコーティング液剤はも性能が大幅に上がっているとはいえ、数年後も変わらず塗装の劣化を完全に抑えるようなコート剤は存在しません。

コート剤はどんなに性能があがったとしても、塗装の替わりにダメージを受けて劣化する犠牲被膜である・・・というのが大前提だとボクはそう思っております。

 

今回作業する車両の塗装も、定期的にメンテナンスを行ってきたとはいえ、4年分の経年劣化しているので、当然コーティング皮膜もダメージを負っています。

 

上の八行の文章は、個人的には僕の10年の経験が詰まっているので、もう一度読んでください。

コーティング屋だし、コーティング施工を売り物としているのにも関わらず、主は塗装があってのコーティングと言っています。

コレが塗装を良い状態に保つ為に必要な条件となります。

僕はこの至極当たり前の事実に気がつくまでに10年掛かりました。

 

正確には、頭で理解してましたが、他に何かもっといいコーティングが有るんじゃないか?とお客様以上に、お客様の愛車をもっと綺麗な状態を維持出来ないかな?という10年でもあったと。

 

僕がこのコーティング屋を志す20数年前から言われておりました…

「塗装が最高のコーティング」

「生きた傷、死んだ傷。生きた傷は残さないと駄目だよ」(^0_0^)

 

僕の原点のキーワードでもありますし、紆余曲折ありましたが、基本の理念は開業以来変らないから、僕の今があると言っても過言ではありません。

今振り返ると、元の塗装が最高で、コーティングはそれを補助する考え方はまさに正論で、正直ぐうの音もでませんし、僕の原点んでもあるんでいろんな意味で尊敬しかありませんな。余談なのでスルーお願いします)

 

賛否両論ありますけど、やっぱ塗装があってのコーティング施工でプラスアルファの良い状態を保つ為のお手伝いを致します。ってのが僕のスタンス。

いくら液剤メーカーがコーティング耐久性の目安に5年耐久だと謳っていても、それはあくまで愛車の保管状況がガレージなど良好な場所で保管している方が体感出来る目安であり、参考程度にとどめておくのが良いかと思います。

屋外青空駐車や、走行距離が多いお客様の限界は、メーカーの保証期間の半分くらいが再施工の目安となるんじゃないかな?と個人的にそのように考えています。

 


大幅に横道にそれた話を元に戻しまして。。。

 

このお客様にとっては、3年経過した時点でボチボチコーティング皮膜の限界を迎えつつありまして、4年目に再施工となったわけです。

下地処理を行うまえに、作業で使用する機材、バフ、コンパウンドの組み合わせを決める為、部分的に塗装を磨いてゆきます。

仕上げ用バフ、仕上げ用コンパウンド(濃色車の仕上げ用コンパウンド)、ダブルアクションポリッシャー(研磨力が比較的小さめの機材)といった、一般的に研磨力が一番少ないとされる組み合わせから作業スタートすることが多いです。

上の画像は、試験磨き終了時の塗装面。

すべてあまり削らないとされている組み合わせであっても、

おおよそ1マイクロメートル削ってるか、削っていないか?程度塗装面を削っています。計測器の誤差もあるので、あくまで参考値ではありますが、平均一マイクロメートルくらい塗装面を削ったのは間違いありません。

今回の車両は劣化した塗装面、比較的柔らかい部類の塗装ですので、最終仕上げのコンパウンドですら1マイクロメートル塗装を削ることは、難しくはなく、むしろ残って目立てくる中程度の洗車傷を磨き込めば2マイクローメートル程度削れてしまうので、よっぽど注意して深めの洗車傷を残すように心がけた施工でもありました。

浅めの洗車傷等、経年劣化で荒れてくすんだ塗装面が除去されて、フレッシュな塗装面が出てきました。

 

1マイクロメートルの研磨粒子のコンパウンドを使えば、基本的に1マイクロメートルの傷を塗装に入れてしまう計算です。

ただ、例外もありまして、塗装面が硬ければ1マイクロメートル塗装を削るにはバフを強く押し当て加圧、加熱して磨き混むことでて押摩擦熱で研磨粒子の切削力を上げたり、ウールバフという研磨力が高いバフに変えたり、切削力が強めのポリッシャーに変えることで同じ研磨剤でも、切削量を調整することになります。

 

1マイクロメートル。

お客様には聞き慣れないワードだと思います。

1000分の1ミリ=1マイクロメートルです。

 

塗装面の表層。カラーベースの上に塗られている、クリア塗装の厚みは近年の自動車メーカーのコストダウンの影響も合って以前にくらべて減ってきております。

僕が仕事を始めた当初は、クリア塗装の厚みは30~40マイクロメートルと言われていました。

それが近年20~30マイクロメートルと薄くなってきたり、車種によっては、鉄板からの膜圧が60~70マイクロメートルと、さてさて表層のクリア層は一体どれほどの厚みがあるんだろうか?と不安に駆られてパソコンの前でネット検索するようことも多々あるわけです。

往々にしてメーカーライン塗装の塗りの詳細データなんてものは各自動車メーカーのトップシークレットな部分も多く、そうそうインターネット界隈には落ちているものではなく、たまに自動車評論家やメーカーの開発人のインタビュー記事から、ポロッと本音が零れており、やっぱ今の車は磨いちゃ駄目な車も出てくるわで、塗装を削るのは怖いな・・・と、さらに、磨くのやめとこ。って思ってまうわけです。

最近の塗装は昔より磨く範囲が狭くなったんじゃないの?と恐れおののいてまうこともあるというちょっと怖い話です。

うちのお店ではあまりお目にかからないレクサスとかの高級車の話ではありあすが、その車種のクリア塗装を磨き過ぎて失敗施工するような事例を、僕がまだ経験しておらないのですが、ぼちぼち中古車両も出てくる頃合いですし、一部の高級車の3層クリアとか一膜のクリア層の厚みは一体何マイクロメーターなんやろ?と、クリアを抜いて失敗施工した人の話をいつか聞いてみたいと思う僕なのでした。

閑話休題。(懐っ)

 

膜厚計という塗装の鉄板から、塗装表層のクリアの表面までの膜厚を計測する機材を使います。

精度は、厳密に同じ場所を測定することが出来たと仮定しても、計測する度にに数%の誤差が発生すると言われています。

購入当初は10万円を超えていた高額な機材ですが、ここ最近の膜厚計は安くなってるんですね。個人的には結構オドロキです。

プロ施工店の中には、膜厚計は誤差もあるから使う意味が無いと仰るお店もあるそうです。

誰が何を言ったとか、直接聞いた事がないので、 都市伝説類のかもしれませんし、想像の域を出ませんが、僕は膜圧計は絶対に必要派です。

膜厚計の無い生活なんて、暗闇で塗装を磨いているのと一緒だと個人的には思うほどです。

 

「今、どれだけ塗装を削り・・・ま・し・た・か?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一ミクロン(マイクロメートル)。byブルゾン椋野

 

ここはあえてのミクロンです。

 

ついてこれてますかぁ?ブルゾン椋野(酔)

って、また短期間に軽くボケかましてみましたが、言ってることは大真面目。

 

最近でこそ、いろいろなサイトで塗装に負担の少い磨き・・とともに、膜厚計の画像で一マイクロメートルくらいの膜圧計画像の差をビフォー・アフターを表示しているお店も増えてきております。

 

基本、それ本当?と疑います。

 

その根拠は?と理論的に考えてゆくと、いろいろ見えてくるものがあるんですね。

膜圧計には膜圧計のメーカー曰く、数パーセントの誤差がるとされています。

その誤差を最小にして、コンパウンドで削った塗装の膜圧を知る為の道具として活用するのがプロのプロたる所以です。

 

僕もはるか昔は、膜圧計の使い方で、誤差がでるので、あんま意味ないじゃーん。ととぼけた顔してジャジャンじゃーんしてた頃もありました。(古っ)

磨きの前後で、同じ場所を計測するのって実は難しいんですよ。

だって、1ミリ、2ミリ測定ポイントが違えば、塗装の振幅の上下の数値を拾ってしあうので、平気で2から3マイクロメートルの数値のずれが発生するんですから。

 

その上で、計測装置の誤差はあるのですから、正確な値を知る為には、何回も何回も同じ場所を計測して、平均値を推し量るしかないわけです。

だから、磨き込んでも消えて無くならないような浸食痕やピンポール痕に狙いを定めて、磨き前後を計測するのですが、これもまた思ったように正確な数値がでないことも多く、時間が掛かってまどろっこしいのですね。

 

テレレテッテテー♪

ピンポイントー膜圧計測装置ぃー。(ムクえもん)

 

同じ位置を計測する為の治具を自作して計測しております。

これで、計測の時間を10分の1程度に短縮できますし、なにより新しいコンパウンドを試すさいに、ボディの傷をどれくらい削り込んだんだろう?って疑問に短時間で、正確な数値をアンサーしてくれる頼もしい道具なわけです。

て言っても、同業者であれば、すでにやってはることでしょうし、当たり前のことですし、数十年前から一部業者さんでは行われていることだと思います。

基本、磨いて、コーティングして、メンテナンスしてーってネタしかないんで、同じネタが重なったり、同じ事を考えて記事がかぶるのは真似しているわけじゃなくて、必然だと思います。

そこで、あえての自主規制君に登場してもらいました。(てか、一度でいいから、自主規制君を使ってみたかっただけってこともありますが。)

 

測定位置の誤差は多めに見積もって縦横方向に1~2ミリ。

測定範囲を1~2ミリずらすことにより、発生する塗装の振幅を拾って膜圧計が表示する誤差も数パーセントの1~2マイクローメートルであることを考えても、数ポイント同じ箇所を測定して、膜圧の上限&下限&平均値を記録した後、下地処理後の塗装を全く同じ方式で膜圧をチェックすることにより、これまでのだいたいこの場所の膜圧は、○マイクロメートル削ったなーとか、下地処理により減った塗装面のクリア皮膜の加減をしることが可能なんですね。

あ、何の話をしてたっけな?

ってか、皆様ついてこれてます?

 

僕も酔いが回ってよく分からなくなっているので、一気に終わらせます。

これくらいの浅い洗車傷なら、最小限のコンパウンドと機材で、、、、

塗装に負担を掛けず(って言っても1マイクローメートル削ってますが・・真に負担を掛けないと言うなら、削らない・・のは間違いないです。これがコーティング屋の真の理想の姿だと思う側面もあるのですが、、理想ばかり追い追い求めてもお客様のご要望などと現実との乖離も多々遭遇することが多く、何事にも中庸が大切だと思うのであります!※ここ重要僕的に・・。)に、リフレッシュ可能です。

ただ、一マイクロメートル削ってんだから、塗装には負担かかってんだろ!と仰るコーティング屋さんからすれば、僕は塗装に負担を掛けていますと、おっしゃる通りだと僕は認めます。

ネット界隈をサーフィンしてますと(古っw)昨今の磨き屋さんでも塗装に負担を掛けないと公言しておられる御仁が増えておるようです。

塗装を削らないよーなんて言う僕みたいなコーティング屋さんといえども、1マイクロメートル削って、その後残る傷をさらに磨き込んでフラットにしてしまうのであれば、何が磨き屋さんと違うの?と問われれば、、、まぁ、磨き屋さんとかわらないねーってのも、ご指摘通り間違いありません。

また、傷はなるべく全部消して鏡面と謳うという磨き屋さんと、塗装を削らないと謳いつつ何だかんだ塗装の傷全部消してんじゃん!と言うコーティング屋さんは、どっちもそう変らないし、磨くという言葉がどこまでも曖昧で基準がないだけに、正直なんとでも言い訳出来てしまう業界だと思います。

上の画像は、最終仕上げ研磨剤と研磨力が低いマッチング(組み合わせ)で磨いた後に、塗装面に霧吹きで純水を掛けた画像です。

研磨剤、コンパウンドに特徴があって、塗装面を磨く際に、油分や潤滑剤が少ない為、磨き上がった肌もキュッキュッと滑らず、その後のコーティングを乗せる行程に邪魔なコンパウンドの潤滑成分が極めて少なく、その後のコーティング施工に続く下地処理の工程を大幅に削減してくれる研磨剤です。、

ただし、同じコンパウンドを使っても塗装面に熱をかけ過ぎると、コンパウンドにごく僅かにはいっている潤滑剤が塗装に入りこみ、潤滑剤の皮膜を形成して艶が少々上がり、水滴をはじくようになってしまうのです。

この余分な潤滑皮膜は、あとあとのコーティング皮膜の邪魔になるため、なるべく余分な皮膜を塗装面に滞留させないような下地処理が理想なのであります。

塗装面に油分を残さない磨きが出来るのであれば、ガラス面の油膜除去も、ガラスコンパウンドを必要としません。

もともとが油膜ギンギラギンにさりげなくないじゃーん♪
って状態だったもんで、お代は頂いておりませんが、キッチリ縁まで除去しておりませんので、K様への僕からのプレゼント。またお客さん紹介してくださいねぇ。なんちゃって。
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【コーティング専門店ストラーダ】

愛車に「いつまでも新車の輝きを!」をもっとうに、大阪府藤井寺市で洗車とコーティングの専門店を営んでいます。

コーティングで出来ること、できないこと。。。
コーティングのデメリットも、つつみ隠さずお話します。
良いことばっかりの謳い文句に、どのコーティングを選んだらいいの?と頭が混乱しているお客様へ。
まずはご相談からお気軽に。

「口下手でクソ真面目でなんもおもろない、愛車を綺麗にする為には努力を惜しまない、商売気が無いのがたまにキズ。」お客様談(苦笑)

5月で開業13周年の職人気質の代表が、あなたの愛車の美観復活、美観維持に役立つ情報を提供致します。

電話:072-937-6646
メール info@bodycoating.jp
大阪府藤井寺市小山7丁目1008-4

ホームページ 数年放置^^;
開業以前から書いている店主ブログ(こちらも永らく放置…^^;)
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